書評

【書評】本当に経営にセンスは必要いらないのか?

nosense

Gunosy創業者である福島良典氏の書籍「センスのいらない経営」を読んでみました。

Gunosyの立ち上げや短期間での上場、直近のブロックチェーンの会社LayerXの立ち上げなど、福島さんに興味をもっていたので、概要を要約するとともに、感じたことをまとめてみたいと思います。

センスのいらない経営/福島良典
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そもそもなぜGunosyを創業したのか?

東大時代に機械学習を学習・研究していた福島さんは、友人とともにGunosyを創業します。

サービスづくりや技術的なところは福島さんとその友人が、
経営に関することは、連続起業家の木村新司氏が、という形で進め、
短期間での上場までこぎつけます。

Gunosyが成功したのはなぜか?というと、機械学習をベースとしたテクノロジードリブンなサービスを作り上げ、ここにパーソナライズされたGunosyを作り上げたことことが大きな理由です。

センスや直感というものに頼った経営というのは、昔ながらの経営では重要なものだったかもしれません。
その点、Gunosyに関しては、「情報テクノロジー」にかけた企業として、テクノロジーを軸にサービスを作り上げ、それにより直感的な経営の意思決定ではなく、経営判断に必要な情報を集められるだけあつめ、一か八かの「意思決定」よりも、誰が見ても判断できるような「判断」をできるようにしたことが重要です。

そうすることによって、人をセンスのあるなしによる縛りから解放し、新しい価値を生み出すことができます。

Gunosyの次に目指す事業、作りたい世界はなになのか?

もうすでにかなり進んできていますが、次の時代は個人をどうエンパワーメントしていくか?ということが重要になります。

Gunosyの機械学習もその入口の1つであり、個人個人の興味や行動に基づいたパーソナライズされた情報の取得は、内発的なモチベーションを換気し、新しい発見やその人の需要を生み出す可能性を秘めていると感じます。

一方、福島さんが書籍で、「Gunosyのマス向けへの方向転換への批判を受けている」というところに対して、軸が変わったわけではないと反論しているところが興味深いと感じました。

実際のGunosyアプリを改めて触ってみた

そんなこともあり、Gunosyのアプリを改めて触ってみましたが、エンタメの記事やバズりやすい記事などのレコメンドが多く、具体的にどのようにパーソナライズされているのかが感じににくいなぁと感じた。

なかなか掘り出せない新しい、未来につながるようなニュースを探し、効率的に摂取したいと思っている自分にとっては、あまり継続的に利用したいとは思えないものになっていないようにみえました。

自分がマスのニーズからずれているだけ疑惑はいなめませんが苦笑

ブロックチェーンが作る未来

LayerXの設立の文章が、個人的には強く印象に残りました。

LayerXを設立しました
https://medium.com/@layerx/establishment-of-layerx-6c10b7a95893

特に、

2018年がブロックチェーン領域で大きなポジションを取れる最後のチャンスだと考えています。ブロックチェーンときくと、まだまだこれからだろうと思う方もいませんが、すでに起こっている事実だけでいうともう最後の窓がぎりぎりあいていて、今にも閉じようとしているくらいの時期なのです

の部分。

FAANGの次のプラットフォームになるには、今が最後のタイミングだという強い意志を感じるし、それに極めて共感を覚えます。

新しいものに飛び込むタイミングは、福島さんは早い方ではありません。

Gunosyの創業も、ブロックチェーン事業への取り組みのタイミングも、それ以外に先んじて手を打っていた事業はたくさんありました。

しかし、Gunosyしかり、福島さんは目標をぶらさず、新しい事業やテクノロジーに向かってつき進みそれを短期間た形にしてきたことが、いまの成功に結びついているのではないかと思います。

FAANGに負けないような事業を日本から創出してほしい。
今後も影ながら応援していきたいと思います。

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るばりん
るばりん
元上場企業の新規事業部 | 0から事業を立ち上げるべくベンチャーの世界へ | 現在はあるベンチャーでビジネス責任者 | 米国トップMBA校卒 | ベンチャー転職術、MBA受験、ブログ運営術などを発信 | 大の犬好き
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